寂しい、がゆえに。

「寂しい、がゆえに。」
僕は2級の身体障がい者です。
脳出血を2回、脳梗塞を2回。 合計4回の脳卒中によって、今の体になりました。
なった当初は、動かない自分の体に絶望し、重い潜水服を着せられて、深い深い海の底に沈められたような、孤立感と恐怖に襲われていました。
僕は、その深い深い海の底から、必死に音を出していました。
「僕はここにいます。 どうか僕を忘れないで。」
生きている僕は、必死な音を、必死に声を出していたのでした。
寂しい……が、ゆえに。
放送大学でのサークル活動。 お寺の相談室での居場所づくり。
度重なる障がいがあっても、20年に及ぶそんな活動を続けてこられたのは、人の縁に恵まれた僕の運と、障がいがあっても、いや、障がいがあったがゆえの「必死」があったからなのだと思います。
寂しい、がゆえに。
こんな僕に、再び発言の機会を与えてくださった可也さん、圭子さん、麻美さん、そして住所地球えんの皆様。
本当に、どうもありがとうございました。
命あるものは、命ある限り、必ず音を出します。 声を出します。
そして、その声が僕を、暗くて深い海の底から、温かい人の輪の中へと運んでくれるのです。
寂しい、がゆえに。
人は、生きていけるのだと思います。
2026年8月27日「可也さんと語ろう」レポート こーちゃん


