六月の村代表からのメッセージが 家庭科の先生方向けの機関紙に掲載されました。
全国の小中高大学の家庭科教育に関わる研究団体があります。
「全国家庭科教育協会」会員約1000人、年に5回機関紙を発行しています。
なんと、、、
令和3年度第5号に六月の村の代表、那香子さんが寄稿して下さいました。
年間テーマ「新時代に向かって」、第5号のテーマは「ダイバーシティ」。
まさに「六月の村」を象徴するようなテーマです。タイトルは「シニア向けオンライン・コミュニティ「六月の村」から、家庭科への想い」
著作権の関係で、あまり詳しく書けないのですが、
「六月の村」の概要、設立の背景、いくつかのエピソードをご紹介下さり、今必要だと感じるダイバーシティの観点、そして、最後に、家庭科に寄せる想いと期待を書き記してくださいました。
開催した計4回の「シニア世代のオンライン・フェスティバル」。「ごちゃまぜで楽しもう!」のモットーのとおり、10代から90代までが参加し、ごちゃまぜの雰囲気は、参加者の15〜30%は、ヨーロッパに暮らす日本人の方にも。運営は現在、日本国内外からのボランティア、毎月ZOOM 講座を含む定期講座を開催。発足から現在までの「六月の村」の延べ参加者数は、約4500名。
と紹介。
そして、「シニア向けオンライン・コミュニティ「六月の村」が見つめているのは、誰もが暮らしの中で楽しく年老い、安らかに最後を迎えられる社会。そこでは、いくつになっても人は自分の夢を口にすることができ、その夢を一緒に叶えてくれる人の繋がりがあります。それは、どこかとても深いところで何かが共鳴し合うような繋がりです。その共鳴は、「六月の村」という名前の由来になった、茨木のり子の「どこかに美しい村はないか」という言葉で始まる詩を読む時の、筆者の心の揺らぎにも似ているかも知れません。
バラバラにされた生活を再統合し、それぞれが大切にしているものを一緒に大切にでき
るダイバーシティを実現するための家庭科の実践に、「六月の村」からエールをお送ります」
と結んで下さいました。
さらに嬉しいことに、記事を読んだ和歌山県立高校の先生から、「高校生にも関わらせてください」というご連絡があったそうです。部活動が「高齢者安否確認ハートフルチェックボランティア」。残念ながらフェスの日は期末テストの真っ只中で高校生の参加は難しいようですが、世代を越えて繋がったエピソードでした。
今回始めて記念すべき「6月」開催となる第5回オンラインフェスティバル。「六月の村」の原点に皆さまと思いを馳せる「時間と空間」になるように思います。
六月の村ボランティア 仙波圭子(全国家庭科教育協会常任理事)