オンライン定期企画「フレーゲビト部」を終えて感じていること
約3年前に医療や介護等の専門職で集まり、その知識を高めたり、その思いを
語り合ったりして自分の居る、それぞれの環境の中でケアというものをより
深いものにしていけたら…と始めた「部活動」でした。
そんな中で、特に介護職の方々の「ケアへの思い、ケアのテクニック」が
勤務先で、またチーム内で上手く機能していないことを垣間見ました。
思いはあれど様々な要因に阻まれたり、思いが熱すぎて整理できていない、
思いの伝え方に工夫ができていない….そんな中から「思いを伝える場所」を
提供しゲストスピーカーが自分で資料をまとめて発表してもらう形に
変化してきました。また実際の「自分史」本音のところの「介護現場、現状」をお話していただく機会もあり深い話に笑いあり、涙ぐむことありで
「こころ」を揺さぶる時間をたくさんいただきました。
専門職だけではなく、これからいつかどこかで関わっていくだろう「介護」というワードに興味がある方々全般を対象にと流れたのは自然で心地良かったのを
覚えています。
「フレーゲPflege」はドイツ語でケアや保護、手当て等の意味合いを持ちます。
スイスで働いて11年目、ここ数年は
このオンライン企画に励まされて働いて来たような気持ちです。
「フレーゲしているつもりがされている」あなたの場所で優しい手触れを
見い出してくださいね。
また、いつか、どこかで語り合える日が来ると夢見ています。
最後になりますが、企画を後ろで
しっかりと支えて下さり、私の思いを
叶えてくれた方々、ありがとうございました!
終わり
リッチャー美津子