片付けの魔法のお話を伺って

2023年5月27日オンラインフェスティバル 
ブリクバーグ由美 / Yumi Blikberg
日英認定 KonMari ®流 片付けコンサルタント 整理収納アドバイザー

由美さんは以前から当団体とご縁があり、お話をしていただいたことが何度かあります。

海外生活が長い由美さんは、以前はバングラデシュとジンバブエでJICAに関わっていらっしゃったこともあり、各国でのご様子などをお話いただいていました。

今回由美さんのプロフィールにコンマリ流片付けコンサルタントという肩書きを見つけた私は、お片付けのお話が聞けると勝手に思い込んでいたところ、大当たり!由美さんの新しい一面をご紹介できることになりました。

片付けというと、収納の方法とか、選別の基準とか、そんなお話を想像しますが、由美さんのお話はもっと心の奥の、生き方につながるお話でした。

片づけ祭りと日々の片づけと、片づけにはふたつある。

掃除とは違う「片付け」がある。

そして由美さんが私たちに伝えてくれたのは、

「片付けとは自分が本当に大切にしたいものを見つけること」そんな素晴らしい作業なんだよ、ということでした。そのためには「感覚を大切に、残すものを選ぶ」のだと。

由美さんから、お母様と一緒にお母様の物を整理したとき、思い出話をしながら大切なものを選んでいった、心が通い合った時間になったことをお話いただきました。

参加された方々からも、ご自身のお母様がなくなった後の荷物と向き合ったときのお気持ちであったり、ご両親のお荷物を何年もかけて何度も向き合って手放してきたことなど、心の底からにじみ出るような言葉を聞くことができました。

実践面を伺える時間がほとんど無かったのですが、重ねるのではなく上から見えるように縦に並べるというお話を、お写真と共に2件ほど紹介していただきました。難しそう、皺にならないかなぁなんて、不安そうな声も聞こえてきました。

ちなみに私、トップス類をやってみました。毎日気持ちよくさっと選べて、その分心が軽いのです。大切な物にだけ囲まれていれば暮らしが軽くなって、動きも良くなるのだろうなと思えました。このようなノウハウも大事なので、実践編の続編を由美さんにお願いしたいです。振り返りの会でも再度の講座をのぞむご意見をたくさんいただきました。

何を手元に残そうか、と考えてひとつひとつに向き合う作業をするとき、私たちの心に行き交うのは思い出だったり、それを選んだときの気持ちだったり、思い切って別れるつらさだったり、これからの暮らし方への決意だったりします。こんなに過去、現在、未来の自分と対話する時間を過ごせる機会はなかなかないです。きちんと片付けられたときはさぞかし心も、生活も、人生も落ち着くことだろうと想像します。

※コンマリ流:片付けの魔法で大人気の近藤まりえさんのメソッドのことです

今回私の作業ミスで録画を残すことができませんでした。リクエストも多いので再演が実現できればと願うばかりです。

              わくわくサポート隊 中山道子

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